現在の建設業界は「2020年の東京オリンピック」「東日本大震災の復興工事」
によって好景気を迎えていますが、その後を不安に感じている方へ
あくまで予想ですが、あまり悲観し過ぎなくていいかもしれません。
①消費税増税前の駆け込み需要
オリンピックと重なり、工事費相場が高騰しており、
相場の下がるオリンピック後に工事を延期する動きがあります。
②2025年に大阪万博開催
オリンピックと比較すると小規模だが、会場建設費の予算が1,250億円の上
会場予定地のインフラがほぼ未整備のため、
「埋立工事/地下鉄やJRなどの延伸工事/道路の拡張/周辺の宿泊施設の増改築」
といった各種工事が必要で、1兆円規模のプロジェクトになるようです。
③社会資本の老朽化
建設後50年以上経過する社会資本の割合が飛躍的に増加し、維持・改修工事も増加する。
経済省の試算によると2048年までに約177~195兆円が必要になるとのこと。
社会資本:「道路/橋/トンネル/河川管理施設/下水道菅/港湾岸癖」
・2018年:19.6%
・2023年:28.8%
・2033年:49.4%
④リニア新幹線
主な工事内容:「トンネル/高架橋/変電所/駅」
2027年に開通予定の「東京~名古屋」
→投資額:約5.5兆円
2045年に開通予定の「名古屋~大阪」
→投資額:約3兆円
⑥IRリゾート
IR(Integrated Resort)リゾート=統合型リゾート
統合型リゾートとは
カジノ/ホテル/国際会議場/展示会場/ショッピングモール/レストラン/劇場/映画館/アミューズメント施設/スポーツ施設
などが一体化した施設のことで、シンガポールを参考に導入を計画しています。
2025年に3箇所でオープンを予定しており、規模は約2兆円と予想されています。
IRリゾート候補地:北海道/東京/千葉/神奈川/大阪/和歌山/長崎
以上、①~⑥の大規模プロジェクトが控えているため、建設業はまだ大丈夫だと予想しております。
しかし、仕事はあるが人材不足は十分に懸念されます。
鋭い企業様や採用担当者様は既に動いているとは思いますが、
これからという方々は、まず「採用計画~育成計画」の立案と実行が急務となるでしょう。
採用計画/人材募集について
土木・建設業の様な専門性の高い職種はCMなどの広告でよく見かける大手求人サイトでは
「詳細な職種分けができない」
「応募者はそこそこいるが、定着しない」
「そもそも価格が月30万円以上と高い」
などハードルの高さや実際の効果が出にくい傾向にあります。
株式会社LOCでは、土木・建設業に特化した専門求人サイト「パワピタ」を取り扱っております。